考える

不完全であるがゆえの人間の素晴らしさ

直感で「この人と話をしてみたいな」と思った人とは、やはり話をしておくべきである。 その方と話していたら、自然と本質的な話となった。 自分が望むことは、自分が無意識のうちに求め、いつの間にか手に入れている。 人間というのは、元々そのような能力を…

実践プラン

やりたいことを先延ばしにするのではなく、不完全で小さなことからでもよいので とりあえず実践した方が良いと貴重な助言をいただいた。 まだまだ不十分極まりないコンテンツだけれども、自分が表現したいことを簡単に 整理してみるとこうなる。 一時間程度…

人生にも矛盾はないということ

11/6のコラム「歴史に矛盾はないということ」の続編。 この宇宙、地球、人類の歴史に矛盾がないということであれば、そのフラクタルである 一個人の人生の歴史においても、結局は矛盾など生じえないということになる。 自分が生き抜くこの人生は一回性そのも…

歴史に矛盾はないということ

「結果をもって確定した過去の歴史において、矛盾などひとつもない」 ということに気づいた。 過去の歴史は、膨大な要因から構成されている。 もちろんその中には、あらゆる事象、物事、人間社会の振る舞いから生じる諸々の 出来事などが含まれている。 それ…

Dividualismという考え方

平野啓一郎さんの未来小説「ドーン」で提示されていた「Dividualism」という考え方がとても 印象的だった。 「個人」を示すindividualという単語は、Divide(分ける、分割する)という単語を元として 接頭語である「in」を付けたものであり、「これ以上分け…

豆乳を約25年ぶりに飲んで

日本の「豆乳」というものを、約25年ぶりで飲んだ。 [rakuten:healthykfc:704285:detail] 子供の頃スーパーの試飲で豆乳を渡され、てっきり牛乳だと思って思い切り口に含んだのだが あまりの衝撃にその場で吐きだしてしまった記憶がある。 それ以来、豆乳と…

2009年8月の論文抜粋(5/5)

変化のスピードが非常に速く,不確実性に満ちた経営環境の下で,企業が永続的に発展して いくためには,すべてのメンバーが時間の希少性を徹底的に認識し,全業務において, 最短時間,最小工数で最大の成果をあげることを常に意識して行動しなければなりま…

2009年8月の論文抜粋(4/5)

3つ目のキーワードは,「モチベーション」です。 誰しも過去において,ある物事に集中的に取り組み,今思うと考えられないほど努力した一日を 思い出すことができるでしょう。 その一日のモチベーションを仮に一年間毎日継続できれば,楽々と新たな言語を習…

2009年8月の論文抜粋(3/5)

2つ目のキーワードは,「多様性」です。 上記のとおり,多様性は創造性を育むためのもっとも重要なファクターです。 世の中に現存する中で,もっとも効率的で創造的なシステムは,多様性を維持しているシステムです。 例えば,数十万から数百万にのぼる多様…

2009年8月の論文抜粋(2/5)

私たちは,地球の裏側に存在する企業,あるいは一個人が考え出したアイディアひとつで, 我々が所属する企業,および個人における競争力の根源を揺さぶられる可能性がある, 新しいボーダレスな世界を生きています。 このような環境下において,私は,この世…

2009年8月の論文抜粋(1/5)

私たちは,20世紀とは全く異なる世界に生きています。 同時多発テロ,米国の金融危機に端を発する世界同時不況,新型インフルエンザの世界的蔓延, IT化の急速な進行,ソーシャルネットワークサービスやソーシャルブックマークなど斬新なツールの 登場に…

自分の常識や価値観を意図的に逸脱させるということ(一分間スピーチ用)

先日、週末を利用して香川県の直島というところに行ってきました。聞いたことが無いかもしれませんが、実は直島は知る人ぞ知る現代美術の島です。大きな美術館が複数あるだけでなく、古い家屋など思いがけないところに突然芸術が現れる、少し変わった島です…

「考えたこと」のデブリーフィング(2)

以前、一度『「考えたこと」のデブリーフィング』を行ったけれども、それからだいぶ時間が 経過したので、『「考えたこと」のデブリーフィング(2)』をしておこうと思う。 - (2008年9月12日〜2009年7月26日分) 「全力で頑張ったあの一日を継続できたら」 …

創造力の育み方

どうすれば創造力を育むことができるのか。 この問いは、企業などにおいて具体的なアウトプットを生むという実学的な考察を超えて、我々現代を生きる人間がその人生を前向きに歩むためにも積極的に考えなければならないテーマであると思います。 しかしなが…

アウフヘーベンを生むためのアンチテーゼ

アンチテーゼがなければアウフヘーベンは起こらない。起こりようがない。 このことをしっかり認識しているかどうかで人生は大きく変わると思う。 この考察をさらに発展させると、今、ここにある自分を浮き彫りにするための「鏡」となる アンチテーゼを自分の…

厚生労働省発表の「生命表」を見て

厚生労働省が発表している「生命表」という統計を始めてみる機会があった。 男性32歳の場合、同じ年に生まれた日本人男性のうち、すでに1.5人/100人がこの世を去っている。 よく考えてみれば小学校の同級生の中で、知っている限りでもすでに2人が亡くなって…

時間概念の多様性

時間とは、なんと多様な解釈ができる概念なのだろう。 我々は時間という概念を、主観的にも客観的にも捉えることもできる。 時間は、形而上学的でもあり弁証法的でもある。 時間は、可能無限であるが、時間という概念を生み出した人類にとっては間違いなく有…

死に至る病は最大幸福か

物事の本質を問う思考能力がなく、ゆえに自分のプリンシプルを持たないまま 流されて生きる人になってしまうということが、私にとって一番恐ろしい、 いわば「死に至る病」である。 一方、いったん「死に至る病」となれば、そもそも自分の人生について思いつ…

Does Everything Exist in the Octavarium world?

結局は、ぐるっと一周してまたもとの位置に戻ってきてしまう。 この現象を、初めは絶望だと思った。 しばらくして、ただ単にもとの位置に戻ってきたのではなく、 ぐるぐると螺旋階段を上っているように、少しずつだけど 上に行けているのだと思うようになっ…

「自分」のフレームワーク

自分のスタンスや興味、やるべきことなどをフレームワークにまとめてみた。 (キーワードのみだから自分しか理解できないけれども) こうして作成してみて思ったのは、複雑なことも案外シンプルにまとめられるものであるということ。 作り出すまでは、複雑に…

大局観とプリンシプル

価値観が際限なく多様化していく現代の世界の中で、自分が自分であるため、強固に構築し 守り続けなければならないのが、大局観とプリンシプルであると思う。 大局観とは自分の視点を離れて、如何に客観的に自分、ならびに自分が置かれている状況を 広い視野…

ジェリー メイヤー、ジョン・P. ホームズ編「アインシュタイン150の言葉」ディスカヴァー(1997年4月)★★★☆☆

アインシュタイン150の言葉作者: ジェリーメイヤー,ジョン・P.ホームズ出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 1997/03/31メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 265回この商品を含むブログ (72件) を見る アインシュタインは何を考え、…

現代を生きる日本人の多くはバイアスに支配されているのか

現代を生きる日本人の多くは、ある意味でバイアスの固まりであると言うことが できるのではないだろうか。 もちろん、人間は自分自身の「脳」を通過させずに思考することができない以上、 人間が厳密な意味で物事を「客観的」に捉えることなど絶対にできない…

形而上学的有限性を無限化する手法としての弁証法

一般に、人には物事を形而上学的に捉える傾向がある。 形而上学的思考は社会的動物である人類が効率良く世の中を生き抜くための必須能力である一方、 バイアスに囚われ画一的、一方的な思考に陥る危険な罠にもなり得る。 特に情報化とグローバル化が際限なく…

すべては自分から始まる

自分にとって最もコントロールできるものは自分である。 もちろん、自分のコントロールはある意味難しいところがあるけれども、他人をコントロールする よりはよっぽど容易いことである。 よって、あらゆる問題、あらゆる不満を人のせいにする前に、まず自分…

2009年の抱負

炸裂。 ★↓ランキングに参加中。ワンクリックするだけで投票になりますので1日1回クリックをお願いします。

2008年の総括

思考が爆発的に成長した一年。 読書量は目標の100冊を達成した一方、海外旅行不足が目立つので2009年はどんどん出かけたい。 ≪読書≫ 108冊 ≪旅行≫ ・ベトナム(ハノイ、ハロン湾) ・台湾(苗栗、金山、嘉義、深坑、澎湖、金門、北投、陽明山、羅東、宜蘭、…

音楽と創造性

人類が生み出した素晴らしい事物は多々あるが、音楽はその最たるものであろう。 音楽は、何とも言えない不思議に満ちあふれている。 人類が創り上げる1曲1曲がそれぞれ独特のクオリアに満ちている。 ある曲を思い出して口ずさむとき、その曲によってしか形成…

やりたいこととできることの追いかけっこ

最近、やりたいことがたくさんあり過ぎて追いつかない。 本屋を訪れれば、いくらでも読みたい本が出てきて10〜20冊購入してしまうこともある。 行きたい所もたくさんあって追いつかない。 「無知の知」を認識すればするほどあらゆることに興味が沸き、もっと…

哲学を持たず、本質的な話ができない大人への怒り

ここ数年「本質的な話」ができない大人がこれほどまでに多いことに幻滅している。 そもそも、自分の根底から沸き起こる(私は沸き起こるのが自然だと思っている)哲学を 持たない大人が多過ぎる。 また、仮に哲学を持つ人であっても、思考や成長が青天井であ…