「ラ・フォル・ジュルネ」

「ラ・フォル・ジュルネ」
 
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
熱狂の日」音楽祭2008 〜シューベルトとウィーン〜
会期・会場
*東京国際フォーラム(全館) 2008年5月2日(金)〜5月6日(火)
*丸の内周辺エリア  2008年4月29日(火)〜5月6日(火)
公演数(予定) 約390公演(有料・無料合計、東京国際フォーラムのみ)
総チケット枚数 約24万枚
主催 東京国際フォーラム

≪「ラ・フォル・ジュルネ」とは≫
フランス北西部の港町ナントで、1995年に誕生したクラシック音楽祭。
クラシック音楽の常識を覆すユニークなコンセプトに貫かれ、「ラ・フォル・ジュルネ熱狂の日)」のネーミングそのまま、ヨーロッパの数ある音楽祭の中でもっともエキサイティングな展開を見せている。
毎年テーマとなる作曲家またはジャンルを設定し、会場となるナント市のコンベンションセンター「シテ・デ・コングレ」では、朝から晩まで9つの会場で同時併行的に45分間のコンサートが、5日間で約300公演繰り広げられる。
演奏者は、旬の若手やビッグネームがずらりと並び、しかも、アーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタン氏の「一流の演奏を低料金で提供することによって、明日のクラシック音楽を支える新しい聴衆を開拓したい」という考えに基づき、入場料は5〜22EURO(700円〜3,000円)という驚きの低価格に抑えられている。来場者の6割はクラシックコンサート初体験者で、またキッズプログラムも充実し子供たちも多数参加している。
2000年からポルトガル・リスボン、2002年からはスペイン・ビルバオでも開催され、いずれも大成功を収めている。2005年からは、東京国際フォーラムで開催され、クラシック音楽界にセンセーションを巻き起こしている。
http://www.t-i-forum.co.jp/lfj_2008/about/img/pic_sub_0201.jpg
 
≪「ラ・フォル・ジュルネ」という名称の由来≫
1995年に初めてナントのラ・フォル・ジュルネを企画したとき、テーマを「モーツァルト」にしたいと思ったのです。まず頭にあったのは、まる2日間くらい24時間絶え間なく音楽を、いくつもの会場でコンサート形式で提供し、まさに祝祭的な催しにしたい、という思いでした。
そこで音楽祭のタイトルを考えてみたのですが、モーツァルトが自分のオペラの元にした、ボーマルシェの演劇作品の副題にインスピレーションを受けたのです。
そのタイトルとは、「ラ・フォル・ジュルネ熱狂の日)、あるいはフィガロの結婚」。
この戯曲は1784年に発表されたのですが、まさに当時の価値観を覆す革命的なもので、それこそフランス革命の契機になったと言われているほどなんです。
この「ラ・フォル・ジュルネ」というタイトルこそ、自分がクラシック音楽の分野で実現させたい夢、つまりクラシックで我々が出会う様々な境界を取り去りたいという思いにぴったりの言葉だと感じました。ちなみにその第一回のラ・フォル・ジュルネのポスターは、モーツァルトがハナに親指を付けて指を広げた、いわゆるヒトを小馬鹿にした仕草をしたものだったんですよ。常識を覆そうとしていた、そんな破天荒なモーツァルトのイメージです。

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