小笹芳央「いる社員、いらない社員」ソフトバンククリエイティブ(2007年8月)★★★☆☆

トップ人事コンサルタントが明かす いる社員、いらない社員

トップ人事コンサルタントが明かす いる社員、いらない社員


これまた得るものがたくさんあった本。
特に目新しいことはなかったのだけれども、普段考えていることが
きれいに整理されていく感じ。
 

(P.17)
自分を「四半期決算」する。
テーマ・豊富を決めたら3ヵ月に一回決算する。
目標が明確になり、より濃い時間を過ごせるようになる。

(P.48)
誰かに対してストレスを感じると、相手が変わることを望みがちです。でも、相手に変わるよう要求し、実行してもらうことと、自分の行動を変えることと、どちらが実現しやすいですか?
答えは明白です。自分から変わったほうが早い上に、自分が成長できます。また、自分が変わり、その姿勢を見せることが、相手を変える大きなきっかけにもつながります。

(P.63)
コミュニケーションは、伝えたか否かではなくて、伝わったか否かが重要です。
よく耳にするのが、「私は言ったんですけどね」という言葉。言ったか言わなかったかではなくて、相手がどのように受け止めたのか、伝わったかがコミュニケーションのすべてであると言っても過言ではないでしょう。

(P.100)
決断というのは、自分の意思を持つだけでなく、その意思に向かって、具体的な行動まで決めることです。

(P.102)
大切なのは、「目標や意思を達成するためには、どうしたらよいのか」という視点です。リスクを考慮して判断することも必要ですが、それは最終目的ではありません。それだけに終始すると、結局、いつも怯えて何もできないのです。
(中略)何もアクションを起こさなかった時のリスクを考えるようにしましょう。

(P.202)
「素直さ」こそが、プロ意識の原点なのです。