深坑日帰旅行
臭豆腐。
この恐るべき食べ物に出会って、はや8年。
それを初めて口にして、とんでもない辛さを味わって、はや2年。
ついにこの日が来てしまいました。
台北市内から約1時間のところにある町「深坑」が臭豆腐の町(本当は豆腐の町)であることを
知ったのはごく最近。
台北通である私が、こんな重要な場所を見逃していたとは。
悲しいようで嬉しいようで、悲しい発見である。
台北通を語っている以上、臭豆腐が嫌でも行かねばならないこの宿命。
トホホ。
ということで早速MRT木柵線の木柵駅で下車し、バスに乗って深坑へ。
日曜日ということもあり、思った以上のすごい人。
老街に到着すると、入口から臭豆腐店がこれでもか、というほど立ち並ぶ。
ああ、恐るべき町である。
そりゃあ、Φ200でも並列で使わなければ臭いは排除できない。
Φ200のファンなんて、スーパーコンピュータ並みである。
現実を直視できず、とりあえず目をそらして進むとまんじゅうがあるではないか。
現実逃避でまず頂戴させていただく。
至福。
さらに、逃げ惑うように見つけた豚串焼を頬張る。
これまた至極。
ああ、台湾通がこれ以上逃げられない、仕方がないのであきらめて臭豆腐を食べるしかない、
と思い始めていた時に、廟口で大行列ができている臭豆腐屋を発見。
これだけ大人気の店だったら美味しいのではないか。
仮にメッチャ臭くて美味しくなくとも後悔しないのではないか。
という根拠も説得力も無い仮説で自分を納得させ、行列に並ぶ。
・・・、30分。
やっとのことでありつく。
嬉しいような、悲しいような。
思い切ってかぶりつく。
!
あ、案外美味しい。(ちょっと臭いけど)
このたれは絶妙かもしれない。(臭いけど)
ああ美味しいぞ、これ。(臭くなければもっと美味しいのに)
いずれにしても、食べれて感動。
この勢いで続けざまに「麻辣鴨血臭豆腐」(鴨の血を固めたものと臭豆腐の激辛煮込み)。
これが食べれれば、台湾試験上級をクリアか。
実は、この鴨血、御飯が進み実に美味しいのである。
満足感の中、締めで豆腐ケーキを頂戴する。
恐るべき町、深坑。
でも、大正時代に建てられた家並みは素敵だし、臭豆腐も意外に美味しかったので、
ディープな台湾を知りたければお勧めです。
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