国立新美術館「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」+サントリー美術館「巨匠ピカソ 魂のポートレート」
国立新美術館「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」+サントリー美術館「巨匠ピカソ 魂のポートレート」を見に行く。
まずは六本木の東京ミッドタウンにあるサントリー美術館を目指す。
六本木を歩いていて、私が日本を離れていた3年で東京もだいぶ変わってしまったなぁとつくづく思う。
結構心地が良いスペースがあり、冬の晴れの日を満喫する。
そして、いざピカソ。
サントリー美術館では、展示されている作品数はさほど多くないものの、心に残るパンチが効いた
絵があり、その質量の大きさに吸い込まれる。
ピカソを見るのはマドリードでレイナ・ソフィア美術館の「ゲルニカ」を見て以来だが、
久し振りにピカソのに触れたときに感じるクオリアが体の中に蘇る。
興奮冷めやらぬ中、すぐさま国立新美術館へ。
こちらはものすごい数の人が出ており、人と人の間からピカソを見る。
作品数はとても多く、その画風も様々である。
ピカソは見事に「炸裂」していた。
ピカソはあらゆる常識、先入観を捨てて絵を描いていた。
自分の可能性を解放するプロフェッショナルであった。
そして、ピカソはその一生を終えるまで、膨大な数の作品を生み続けたのである。
手を止めることなく、誰に何を言われても書き続けた。
現代を生きる我々も、つまらない常識にとらわれて進むのではなく、
ピカソのように「炸裂」してしまってよいのではないか、などということを考える。
良い冬の一日であった。
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