姜尚中「悩む力」集英社新書(2008年5月)★★★☆☆

悩む力 (集英社新書 444C)

悩む力 (集英社新書 444C)


姜尚中さんが政治学を専門に活躍されていることは知っていたが、著書は
今まで読んだことがなかった。
 
本書を読むきっかけとなったのは、NHK「爆笑問題のニッポンの教養」での姜尚中さんの話。
人間にとことん向き合うその姿勢は、ものすごく真剣で深いところを見つめていた。
これは著作を読まねばと思っていたところ、そういえば「悩む力」がベストセラーに
なっているなぁと思いだし、手に取った。
 
人間の「悩み」にここまで踏み込んだ本はめずらしい。
自由であるということは、何でも自分で決めなければならないということ。
そして、その決定事項に責任が伴うということ。
これは、実はとても厳しいものである。
 
21世紀は、人間の悩みに真正面から立ち向かうこのような本が求められるように
なるのではないか。
 
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