茂木健一郎「茂木健一郎 科学のクオリア」日経ビジネス人文庫(2007年11月)★★☆☆☆

科学のクオリア (日経ビジネス人文庫 グリーン も 4-1)

科学のクオリア (日経ビジネス人文庫 グリーン も 4-1)


自然科学の面白さをあらためて知ることができた一冊。
 
最近、文系・理系の区別というのは本当につまらないものだと思うようになった。
世の中にある、ありとあらゆる問題を考えるときには、文系・理系双方の論理展開方法や知識を
総動員した方が、解決への近道となる。
 
下記は特に面白かった。
これらは、今までほとんど全く知らなかったこと。
こんなにすごいことを考えて研究している人たちがいるとは、興味が尽きない。

小林春美(東京電機大学教授)
「言語獲得の研究」
 
山内正則(高エネルギー加速研究機構教授)
高エネルギー加速器を用いた素粒子の研究」
 
西成活裕(東京大学准教授)
「渋滞学」
 
遠藤秀紀京都大学霊長類研究所教授)
「遺体科学」
 
中村明一(作曲家・尺八演奏家)
「複雑系としての楽器『尺八』」
 
長沼毅(広島大学准教授)
「生命の起源探索」
 
平藤雅之(農業・食品産業技術総合研究機構)
「多目的人工生態系」
 
須藤靖(東京大学教授)
「宇宙の向こうを見る」

特に、「言語獲得の研究」「複雑系としての楽器『尺八』」「多目的人工生態系」は、
今後もう少し知ってみたい分野である。
 
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