岡崎久彦「教養のすすめ 明治の知の巨人に学ぶ」青春出版社(2005年7月)★☆☆☆☆

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福沢諭吉西郷隆盛勝海舟陸奥宗光安岡正篤といった「知の巨人」を紹介した本。
素晴らしい人というのは、やはり人が想像できないほどの「努力」を「継続」しているのだと
あらためて知ることができた。

(P.219)
ここで一つだけ、私がこの本を書いているうちに気がついた、千古不易というと大げさに聞こえますが、ほんとうに簡単な真理を申し上げます。
それは、こういう、われわれが逆立ちをしても及ばないと思う人々は、それぞれの人生のなかで、一度だけでなく、何度か、ニ、三年あるいはもっと長い期間にわたって死に物狂いの、安岡正篤の表現では捨て身の勉強や修行をしているということです。考えてみれば、それは伝統的文治社会であろうとなかろうと、どんな社会であっても、成功しようと思えば、最も単純明快な処方箋でしょう。教育制度、社会制度だのと、何やかやいっても、結局は個人の努力次第という単純な話なのでしょう。

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