危険領域

明らかに自分が危険領域に入っていると感じたとき。
 
自分の限界や過去からの考え方を打破する機会と捉え前向きに考えようとしても、
本当の危険領域に入ったときというのはそれがうまく作用しない。
その状態を心底「危険」と考えてアラームを出している自分がいる。
この先は、今まで体験したことのないゾーン。
 
しかしながら実は、自分なりにその危険領域を脱する方法を知っている。
少なくとも知っているはずであることは客観的な自己が予感している。
そう、この危険領域を脱する方法は案外簡単である。
 
従来の自分ならば、その案外簡単な方法で脱していたのかもしれない。
しかし今の自分は、そこへ思い切って踏み込んでみたいようだ。
そう考え出して間もなく、もしかして、今、踏み込むべきときなのかもしれないと感じる。
 
ブレーキをかけるべきところでアクセルを踏み、未知の領域に入っていく瞬間。
今まで感じたことのない爽快感。
 
それが一線を越え、限界点に達した後の絶望、後悔。
 
人間は一生のうちで何億、何兆の選択を行ってこの世を去るのか。
また、その選択のうち、適切な結果を出せたのは何度だったか。
そもそも、何が適切な選択なのか、どの結末が最良なのか。
誰が審判を下すのか。
 
今日も推測を越えるスピードで時は流れ、突き進んでいく。