ヘルマン・ヘッセ「シッダールタ」新潮社(1922年)★★★★☆

シッダールタ (新潮文庫)

シッダールタ (新潮文庫)


ノーベル文学賞受賞者であるヘルマン・ヘッセ渾身の作。
シッダールタとは、釈尊の出家以前の名であり、仏陀が悟りに至るまでの体験を探ることを
目指した作品である。
 
この本を読みながら、宇宙と自己との統一について考える。
あらゆるものがゆっくりと螺旋的発展をくり返し、最終的には統一されるのではないか。
 
さらに、時間は人間が生み出した最大の錯覚かもしれないとの仮説を考える。
過去、現在、未来は人間の脳が生み出した大きな錯覚なのではないか。
 
不思議なインスピレーションをもらった素晴らしい作品であった。
 
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