オススメしたい本

自分が強く影響を受けたり、本当に有用だと感じた本は何であったかをあらためて考えました。
参考として7冊ほど紹介させていただきます。
 

フォイエルバッハ論 (岩波文庫 白 128-9)

フォイエルバッハ論 (岩波文庫 白 128-9)

 弁証法的唯物論と史的唯物論を明瞭に説き、観念論である哲学の終焉をあらためて簡潔に
 指摘しながら、弁証法の基本を説明した本です。
 しかしながら、はじめて弁証法に触れる方には難解かもしれませんので、そのような方は
 下記の本から読むと良いと思います。
 (三浦つとむ「弁証法とはどういう科学か」講談社新書(1969年))
 

夜と霧 新版

夜と霧 新版

 ナチスにより強制収容所に送られた著者がその体験を綴ったベストセラーです。
 人間の本質に強く迫った、後世に受け継ぐべき名著だと思います。
 大人だけでなく、子供たちにも読ませたい作品です。
 

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

 タイトルのみで判断すると誤解しやすいですが、英語の世紀の中で他の言語の行く末や
 私たちが直面するであろう言語関連の問題について著されたすばらしい本です。
 内容はもとより、著者の非常に論理的な思考や文章力も一読に値します。
 

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)


ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

 オープンソースクラウドコンピューティングなどウェブ化について書かれた本です。
 私見ですが、21世紀の世界を生きる上での必読書だと思います。
 

かくれた次元

かくれた次元

 異文化コミュニケーションにおける課題の一つ、プロクセミックス(近接学)を扱った本です。
 生物学的、および文化的アプローチで、生物間、人間間における「距離」について議論しています。
 この本では、人のバイアスに関する本質的な考察も行われており深く考えさせられました。
 

日台関係史 1945‐2008

日台関係史 1945‐2008

 複雑な戦後の日台関係史を見事にまとめた本です。
 ここまでしっかりと日台の現代史を綴った本は、私が知る限りありません。
 日本国は台湾を国家として認めていないため、産業、観光、食事など特定の分野を除き
 深く触れられることはほとんどありませんが、台湾を見つめることで、私たち日本人の
 存在についても深く考えされられますので、ぜひ日台間の歴史を学んでいただきたいと
 思います。
 
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