茂木健一郎「今、ここからすべての場所へ」筑摩書房(2009年2月)★★★★☆

今、ここからすべての場所へ

今、ここからすべての場所へ


美しい言葉で綴られ、世界の多様性を凝縮した本。
 
個人的に良いなと思ったのは、最終章の「今、ここからすべての場所へ」のコラム。
著者はグイグイと本質に迫っていくのがわかり、ある意味ハラハラしながら読み進めた。
 
しかしながら本質というのは見えそうで見えないし、見えそうに思った途端、
逆にはるか先に消えてしまったりするものである。
 
これはとても儚く辛いことであるが、そのような感覚を味わっているときこそが
人生で最良の時間なのかもしれない。
 
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