河合隼雄「無意識の構造」中公新書(1977年9月)★★★☆☆

無意識の構造 (中公新書 (481))

無意識の構造 (中公新書 (481))


心理学に対しては興味がありつつも触れてはいけない領域のように感じていたため、心理学関連の
本は意識的に読まないようにしていた。

しかしながら、以前に読んだ「子どもの宇宙」の著者である河合隼雄さんが
著した本であるということから、読んでみようと思い手に取った。
 
本書は「無意識」という、我々素人から見れば雲を掴むようなテーマを扱っているのだけれども、
ユング派を中心とした心理学者にとってみればそれは決して雲の話ではなく、各々の人を構成する
確たる要素であることが分かる。
 
この本を読み終えての素直な感想としては、私にはどうしても納得できない箇所があるのも事実で、
心理学が本当に科学なのか疑ってしまうのが正直なところである。
 
もちろん、自分はその本質に触れようとして必死に心理学を勉強したことがないのだから、
直観でそう疑っているだけであるのでこの点については無責任極まりない解釈であるのだが。
 
★↓ランキングに参加中。ワンクリックするだけで投票になりますので1日1回クリックをお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ