茂木健一郎「クオリア立国論」ウェッジ(2008年12月)★☆☆☆☆


茂木先生の最新著書を読了。
 
茂木先生の本をほとんど読んでいる私にとっては目にしたことのある話ばかり。
しかも、茂木先生らしい鋭さに欠けていたような気がする。
本文の文字数はもとより文章の密度から考えて、短時間で一気に仕上げた商売目当ての
本のような感じであり、多少がっかりでした。
 
その中でも学ぶことはあり、茂木先生の本をはじめて読む人のための入門書としては
良いのではないでしょうか。

(P.135)
実は何を欲望するかで、世の中というのは変わってくるものです。
(中略)かくのごとく、世の中の流行や人間の行動を左右しているのは、欲望のレベルであるとも言えるのです。
(中略)ゴールにさえ到達したら、もう知的好奇心は失せてしまう。それはあまりにも寂しいことです。もっと大きな欲望をもつことが大切です。より美しいもの、より素晴らしいもの、より深遠なものを求める精神。そういう欲求があればこそ、人は進化し続けるのです。

 
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