テレビ東京「カンブリア宮殿〜品川女子学院校長 漆 紫穂子(うるししほこ)〜」

テレビ東京「カンブリア宮殿〜品川女子学院校長 漆 紫穂子(うるししほこ)〜」
 

「時代の変化に対応させる、組織改革」
それを、教育業界で実現させた人物がいる。80年以上の歴史を持つ中高一貫教育の女子校、品川女子学院の6代目校長 漆 紫穂子(うるし・しほこ)だ。
80年代中ごろ、この学校の偏差値は平均以下、また受験生たちには不人気で1学年の生徒数が「わずか5人」という、廃校寸前の危機に陥った。漆は、学校の校名、校舎、校則、制服など、あらゆるものを大改革した。さらに、生徒のモチベーションを上げるために自主性を重んじた、ある仕掛けを作り出した。これで品川女子学院は、わずか7年で偏差値が20ポイント以上アップし、入学希望者数も60倍に跳ね上がった。
品川女子学院はいま、生徒が「ヤル気のスイッチ」を入れる、ある取り組みをしている。その名は「28プロジェクト」。「28プロジェクト」とは、大学入試を生徒の目標にさせるのではなく、28歳をゴールにして、将来の目標を据え、逆算して必要な教育を受けさせる品川女子学院オリジナルのライフデザイン教育。
漆は、この「28プロジェクト」に、ビジネスも持ち込んだ。企業とのコラボレーションによる新商品開発、株主総会、企業体験…
こうした実践的なビジネスを通し、生徒の「ヤル気のスイッチ」が入る。生徒たちに将来の夢を尋ねると「科学捜査研究所勤務」「再生医療の道に」「裁判官に」と具体的、かつ多彩である。

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