寺田篤弘「アメリカの人間社会 社会学の眼」新泉社(1993年)★★☆☆☆

アメリカの人間社会―社会学の眼

アメリカの人間社会―社会学の眼


大学時代、実は私は国際関係学科のアメリカコース専攻であった。
しかも、アメリカ研究会の部長も務めていたのである。
 
大学で、アメリカのことを知れば知るほどこの国が嫌いになっていったのだが、
国全体を政治学的に見るのではなくて、社会学的に見たり、個人にフォーカス
していくと、学ぶべき個所が多く見つかるのも確かである。
 
この本は、アメリカの社会を、国民性、文化、家族、仕事、地域社会、階層、マスコミ、
宗教、社会病理、民族といった観点から記した本。
 
約12年ぶりにこの本を開いたとき、大学での講義の際に行った書き込みがたくさん
あることに驚く。
そうだ、当時は様々な角度からアメリカを知ろうと、かなり勉強していたのだ。
 
アメリカのことは今でも嫌いだけれども、遠くから見ていて「嫌い」と言っているのは
はなはだおかしいことだから、少しでも正確な知識を持つ努力をしていこう。
 
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