NHK「プロフェッショナル仕事の流儀 〜坂東玉三郎〜」

初舞台から50年、坂東玉三郎は毎日舞台に向かい続ける。
 
坂東さんは必ず、舞台が終わるとすぐ家に帰る。
そして酷使した体をマッサージし、翌日の舞台に備える。
そんな繰り返しを50年してきたのである。
 
坂東さんは、中・長期的な目標を持たない。
明日、一日のことだけをひたすら考える。
坂東さんは、20年、30年前の舞台を「ついこの前のこと」と言い切る。
 
坂東さんの理想は、無意識の美を追求することだという。
花は、誰かに見てもらうことを想定せず、あの美しさを醸し出しだす。
その感覚で、舞台に立ち続けたいと考えている。
 
坂東さんの時間的感覚、無意識の美を追求するセンス。
自分が持っていない、大きな何かをこの人は持っている。
 
下から上は見ることができない。
けれどもそれを感じることはできる。
自分がどう考えようとも、世界は無限に広がっており、
すごい人もたくさんいるのである。
 
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080115/photo/photo03.jpg
 
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