前田明「営業はサイエンス」朝日新聞出版(2008年4月)★★☆☆☆
- 作者: 前田明
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: 単行本
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ジョンソン・エンド・ジョンソンのバイスプレジデントである前田明さんの著作。
ポイントは以下のとおり。
1日1日の大切さ、一つひとつの仕事の目的、関係するすべての人々のことを徹底的に考えることが必要。
≪理念・働き方≫
・大義ある仕事だからこそ、自分の人生の一部=貴重な時間を費やすことに意味がある。
・戦略のない会社では、あなたの正当な努力が報われない可能性が極めて高い。
・すべてのビジネスパーソンが必ず守らねばならないこと、それは「相手の立場になって考える」こと。
マーケティングの定義は難しいと思っていたけれど、これなら簡単に理解できる。
≪マーケティング≫
・マーケティング=「ファンづくり」。
ここでもロジカルに考えるということがキー。
≪戦略≫
・戦略とは、その企業ならではの価値をつくること。
・すべてのビジネスパーソンにとって、「いい仕事」とは、「戦略をつくり、検証し、そして戦略との整合性を持ち、顧客の満足度を高め、ビジネスを成長させることに貢献する」こと。
・戦略とずれた形で目先の成果を追い求めるのはだめ。「Low Hanging Fruitとり」はNG。
≪考える営業≫
・売上1位の会社と2位の会社の決定的な違いは「考える量」。1位の会社の方がより考えている量が多い。考える量で競争相手に負けてはいけない。
・仕事の体力というのは、基本的には脳がどれだけ動くかである。
・忙しいと言い続けている人、残業を多くしている人は、「頭を使わず、時間を無駄に使って仕事をしている」だけかもしれない。
メールの使い方でためになった箇所。
≪メール≫
・上司には極力CCメールを使わない。
・メールでは怒らない。
・人間のコミュニケーションの基本はFace-to-face。