NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀〜イチロースペシャル〜」

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イチローになる≫
メジャーリーガー・イチローは、二つの人格を持つと言って過言でない程に、オンとオフをはっきりと切り替える。家族や友人に囲まれた普段の「鈴木一朗」は、笑い声を絶やさない気さくな青年だ。だがユニフォームを着た「イチロー」は、全身に緊張感が漂い、容易に他人を寄せ付けない。シーズン中、イチローは試合前の準備、練習メニュー、試合中の身体の動かし方に至るまで、厳密に同じであることにこだわる。決められた所作をこなしていくことで、次第にスイッチが入っていくのだ。そしてバッターボックスに立った時、イチローの集中力は極限まで研ぎ澄まされる。
 
≪過去のイチローを捨てる≫
首位打者2回、7年連続200本安打、シーズン262安打のメジャーリーグ記録樹立・・・。数々の輝かしい記録はイチローイチローたらしめてきた一つの流儀から生まれた。
「過去の自分のバッティングを振り返ると、よくあれで打てたなって、今もそう思うんです。これは終わりがないんですよ」。まだ見ぬ理想のバッティングを求めて、イチローは毎年新しいバッティングに挑み続けている。決して現状に満足しない。過去の栄光に固執せず、前を見続ける。イチローが貫き通してきた信念だ。
 
≪重圧と向き合う覚悟≫
イチローは一つの苦悩を抱えていた。大事な場面で重圧に負け、思うような結果を残すことができない。07年シーズン、イチローはそんな自分の弱さを克服しようとしていた。200本安打への挑戦、そして激しい首位打者争い。イチローはのしかかる重圧から目を背けず、バッターボックスに立ち続けた。なぜあえて苦しい道を行こうとするのか。その問いに、イチローはこう答えた。「自分はすべてを野球から学んだ。だから全身全霊の自分で、野球に向き合いたい」。

・狙えばホームランは打てる、でも狙わない
・弱い自分と決別する
・プレッシャーから逃れられないのであればあえてそれを自分にかける
 
プロフェッショナルとは、
「ファンを圧倒し選手を圧倒し、圧倒的な結果を残すこと」
 
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