瀬上剛さん講演会

本日は、瀬上剛さんの講演会に出席。
台湾在住者にとっては有名人、あの「瀬上剛 in 台湾」の瀬上さんである。
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台湾を舞台にして、大活躍している日本人のひとりである。
瀬上さんは、想像どおり等身大でとても良い方だった。
 
瀬上さんは約20年前に台湾に来たとのこと。
当時はまだ戒厳令(非常事態宣言みたいなものですね)が出ていて、基本的に夜の9時以降は外出禁止、
昼間であっても赤い服を着ていると、私服警官に止められて
「お前は共産主義者か?」
と言われたそうである。
コンバースの靴は☆マークがあるから中共と思われて、没収された経験もあるとのこと。
そう考えると、わずか20年でこれほど国も変わるのか、と驚かされる。
 
そんな瀬上さんは、2004年に台北のすべての家財を引き払って上海に行き、開業に取り組むも
中国独特の困難があり一度、無一文になった。
その後、台北に戻ってきた彼は、借金をしてイチからやり直したのである。
 
今も歯科技工士が本業だが、週に2〜3日はJET TVの「瀬上剛 in 台湾」の収録があるとのことで
とっても忙しい毎日だそうだ。
45歳になった今も毎日2〜3時間しか寝れないというから凄い。
穏やかな笑顔の中にも、やはりバイタリティが感じられる方である。
  
本業の歯の話も面白かった。
 
台湾の人たちが歯医者になかなか行かない理由、それは、こどもの頃の恐怖体験に端を
発しているらしい。
台湾の歯医者さんの多くには、大きなまな板みたいなものと網がある。
子供は板に貼り付けられ、網でグルグル巻きにされ、拷問で使うような開口器
(ネジをグリグリ巻くとどんどん口があいてくるものらしい)で泣こうがわめこうが
治療ができるように文字通り縛り付けられるらしいのである。
 
瀬上さんがたまたま台湾に来ることになって、しばらくは
「3年くらいで戻る」
と考えていたらしい。
それが、いつのまにか長年住み、こんなに台湾に馴染み、台湾を愛し、台湾を楽しんでいるのだから
偶然というのは面白いものだ。
 
来月の講演会は李登輝前総統とのことで、参加できればうれしいなぁ。
 
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