花蓮旅行(4日目、最終日)

最終日、気合を入れて朝4:30に起床。
すぐさまお目当ての朝日を見るために七星潭へ向かう。
 
雨は降っていないもののあいにくの曇り空。
残念ながら朝日は見られなかったものの、早朝から海辺でゆっくりするのは清々しい。

 
その後は曾記の麻糬屋をひやかしたり、カフェでキウイ生絞りジュースを飲んだりゆっくりしながら
13:05出発の自強号を待つことに。

 
自強号は満席。
弁当を食べながら流れ行く花蓮の風景を見ていると、原住民の言葉で話すおじさんの声が。
普段聞きなれている中国語や台湾語(ホーロー語)とは起源がまったく異なるので
完全にチンプンカンプン。
 
この旅でやはり一番印象に残ったのは、台湾の民族の多様性である。
本当にたくさんの民族や様々な歴史が調和して現在の台湾を構成しているのである。
 
歴史や社会情勢の変化を取り入れながらも、自分のアイデンティティを守るその姿。
仲間内での一体感や家族をとても大切にする文化。
日本人が都会の生活で忘れていたものを、台北にいるときよりも強く感じる。
 
また、阿美(アミ)族のお祭りの会場には、中国語(北京語)と日本語で書かれた貼り紙もあり、
日本統治時代の影響が今もなお残るその光景を見て、親近感を覚えた。
 
戦後に生まれて育った日本人は、台湾や中国というと何だかあまり関係が薄い国だと思ってしまう
傾向が強いのだけれども、実際は結構お互いに影響をし合って現在に至っているのだ。
表面では独立した国・地域かもしれないが、他の文化に影響されていない文化など無いのである。
 
人だって同じだ。
他の人に影響されない人などいないのだから、もっとつながりを大切にして、もっといろいろな人と
心を開いて話をして、お互い良い面を取り入れながら自分のアイデンティティとは何かを
考えることが本当のアイデンティティ構築のプロセスだと思う。
 
今回の台湾国内旅行も良い旅であった。
様々な感動にめぐり合えたこの偶然に感謝感謝。
 
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