渡部昇一「わたしの人生観・歴史観」PHP(2007年4月)

わたしの人生観・歴史観

わたしの人生観・歴史観


この本はオススメ。
 
第一部は「人生観を高めるための十五の視点」。
内的充実への生き方・考え方、知的生活への生き方・考え方の二章から構成されている。
渡部先生の本を読んだことが無い方にとっては、この部を読むだけでだいぶ考え方が変わると思う。
特に知的生活のための読書や、学ぶ際の姿勢などは目からウロコ。
 
第二部は「歴史観を高めるための十九の視点」。
日本人の血に流れる精神、国家としての日本の本当の姿の二章から構成されており、
われわれ日本人の日本人たるゆえんはどこにあるのか、日本人の精神文化とは、などなど
今までしっかり考えてこなかった日本人の「アイデンティティ」に強く迫る内容である。
 
内容は多岐にわたるので、もう一度近いうちにこの本を読み、それぞれの話題でさらに深く、
じっくりと考察したいと思う。