夏目漱石「それから」角川文庫(1909年)

それから (角川文庫)

それから (角川文庫)


1909年(明治42年)6月27日から10月14日まで、朝日新聞で連載された不動の名作。
 
そのストーリーや代助の心の動きにも惹きつけられるが、何よりも何てこと無い箇所にちりばめられた
漱石の思想や世界観、精巧な哲学は恐ろしいほど奥が深い。
三四郎とはまた大きくことなる魅力にあふれた作品であった。
 
さて、次は三部作の最後を飾る、「門」にとりかかろう。