サイクリング台北

IMD World Competitiveness yearbook 2006によれば、
台湾の国際競争力は18位であるが、Life expectancy at birth
avarage estimate(寿命・出生率)の項目が世界で43位、
Quality of life(生活の質)の項目が40位と
比較的低いランキングとなっている。
平均寿命は75.6歳(2001年)、出生率は1.18(2004年)。
台湾の中でも台北市は特に生活環境の改善と健康促進を目指し、
市民に対してサイクリング推進活動を行っているのである。
淡水河・基隆河の河川敷は見事に整備され、サイクリング
ロードが綺麗に舗装されているだけでなく、自転車貸出所や
カフェなどもある。それ以外にもバスケットコート、
テニスコート、野球場、パターゴルフ、ローラースケート場が
すべて無料で使用できる。
台北市政府交通局のHP(日本語)でも詳しく紹介されている。
 
私は台湾に来てすぐマウンテンバイクを買った。
台湾で自転車といえばやはりGIANT
その名は日本でも有名である。
さすがに本拠地、とても安く購入することができる。
ホントかウソか、お店のお兄ちゃんの話では日本で買うよりも
台湾で買って日本へ送った方が断然安いよ、ということであった。
台北市内を自転車で走るのは危険であることは間違いないが、
慣れてしまうとそんなでもない。
自動車は、自転車をスクーターと同じように扱ってくれるし、
スクーターはうまくかわしていってくれる。
しかしながら、やはりリラックスしてサイクリング、という
感覚ではないので、淡水河や基隆河の河川敷のサイクリング
ロードを走ることが多い。
今日は久々に約1時間半かけてサイクリングをした。
 
家をでて北東へ向かうと5分ほどで基隆河に出る。
目の前に圓山大飯店が聳え立ち、なかなかの眺め。

ここから東に向かってサイクリングロードを行くと、
土曜日ということもあって野球やテニスをしている人達がたくさん。
サッカーをやっている人がいないのが残念だなぁ。
今日はそれほど遠くまで行かず、のんびりサイクリングと
決めていたので休み休み。

このサイクリングロードから国内線の松山機場はとても近く、
3-5分に一回、離着陸を見ることができる。
もっと近くで見てみたいと思い、空港の滑走路脇まで行って、
家族連れと一緒にしばらく飛行機を眺めた。
着陸する寸前のところを間近で見ることができる。
それは自分に向かって突っ込んでくる感じで
ドキドキ感があり面白い。
ただし気をつけなければいけないのが、車道に立って
見ていてはいけないということ。
以前初めて行ったとき、私は知らずに道路で見ていたのだが、
銃を持って警備していた軍人さんが近づいてきて、
銃口を向けられたことがあるのである。


その後、朝市や行天宮を通って帰宅。