高橋幸輝「モチベーション 『ビジョン』と『時間』の管理術」同友館(2008年7月)★☆☆☆☆

モチベーション―「ビジョン」と「時間」の管理術

モチベーション―「ビジョン」と「時間」の管理術


「仕事術」的な内容が多く含まれた本。
 

(P.19)
アメリカンファミリー生命保険会社の創業者・最高顧問の大竹美喜さんの「仕事の選択の基準」。
1. 自分が好きであること
2. 自分が得意であること
3. 社会のためになること

これはとても分かりやすい基準。
大竹さんはアフラックを創業するまで、何度も転職を繰り返し悩み続けたとのこと。
真剣に考え抜いたからこそ、成功したのだろう。
 

(P.22)
戦略----何をしないかを決める
戦術----何をするかを決める

これは良く言われること。
「何をしないか」を決める方が実は難しいが、効果的でもある。
 

(P.27)
使命感は人間を強くします。
使命を保持すると、毎日の生活の中に目的意識が生まれるので、視界が一気に広がります。そのように脳が稼働し始めるからです。この速さたるや本当に驚きです。情報が集まり、動きが早くなります。そうすると、本当に必要なときに良いことが起きるようになります。

(P.35)
ジェームス・アレンが記した『「原因」と「結果」の法則』(サンマーク出版)で、「私たちの行動や環境も、実は全て『想い』にある」と言っています。つまり、想いが変われば行動が変わり、そして環境が変わるということです。

使命感や強い「想い」を持てることは幸せなことである。
人がこれらを手に入れると、数倍〜数十倍のパフォーマンスを発揮するのではないか。
 

(P.58)
人は未来志向性のある生き物です。ここが他の生物と一線を画す大きなポイントです。ですから、今を生きることも大切ですが、自分が働いている会社が将来どうなるのか、未来がどんな色なのか、などということも考えています。ここでの未来の写真の提示がビジョンになるのです。ビジョンがあるから今は苦しくても頑張れるのです。そうでなければリスクを取って働く理由などありません。

未来志向性という言葉に考えさせられる。
 

(P.94)
「短気は損気」

(P.140)
GEのウェルチ氏も瞑想の時間を持っている。

忙しい日々の中で、自分をいかに落ち着かせ、適切な判断を行うか。
感情に任せて発言し、自分で自分を不利な状況に追い込んでいないか。
それを常に考え続けることが重要である。
 

(P.165)
後藤新平が提唱した「自治三決」。「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そして報いを求めぬよう」。
また、後藤新平は「金を残して死ぬのは下、仕事を残して死ぬのは中、人を残して死ぬのは上」と語って、人材育成の重要性についても語っています。

人材を育成をどのように行うのか。
人のモチベーションをあげるためには、自分のモチベーションをあげなければならないし、
自分自身に向き合わなければならない。
 
★↓ランキングに参加中。ワンクリックするだけで投票になりますので1日1回クリックをお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ