三木谷浩史「成功の法則 92ヶ条」幻冬舎(2009年6月)★★★★☆

成功の法則92ヶ条

成功の法則92ヶ条


三木谷さんらしい明快な言葉で惜しげもなく成功の秘訣を記した素晴らしい本。
 
この本に出会えたことに感謝。
この本は何度も読み返すバイブルになりそうである。
 
特に感銘を受けた箇所のみをメモ。

(P.14)
この世のすべてのものは、相対的な存在なのだ。
まして、人間が考えることで、絶対に正しいものなどあるわけがない。
ゆえに、常識などという不確かなものを信じてはいけない。

(P.20)
この世に不可能なことなどない。不可能はいつか必ず可能になる。
そう信じることのできる人間が、どれだけ出現するかで人類の未来は変わるのだ。
(中略)飛行機の改良を続けたら、いつの間にか月に行けたという話では断じてない。

(P.22)
会社の仕事で自分に無関係なものなどなにひとつない。
(中略)会社の仕事は、すべて自分の仕事なのだ。心の底から、そう思えるかどうか。そう思えないような人間は、ビジネスでは絶対に成功しない。

(P.32)
自己否定する勇気が必要なのだ。
自己否定とは、自分のすべてを否定することだ。
自分の考え方、自分の仕事のやり方、自分の生き方。今までの人生の中で、自分が拠り所としてきたすべてのものを、否定してしまうことだ。(中略)そうしない限り、新しいものを創造することなどできはしない。

(P.46)
考えているだけでは、物事は何も動かない。
(中略)本当に考えるためには、行動しなければならない。
(中略)考えるために、自分は行動する。そう思えばいい。

(P.50)
どんなに大きなチャンスがあったとしても、準備のできていない人間にはそれに手を触れることすらできない。チャンスがそこにあることさえ、おそらくは見えないだろう。

(P.72)
プロのスポーツ選手で、自分はプロになれたからもう練習はしないなどという人はいない。
(中略)本気になって勉強すれば、自分を変えることができる。
(中略)成長こそが人生の喜びなのだ。
生涯勉強して、自分を成長させ続けよう。
人は何かを学ぶために、この世に生まれてくるのだ。

(P.76)
優れた登山家でも、最初から世界最高峰の山に登ることはできない。

(P.92)
あらゆる物事が価値のある情報になる。
(中略)まったく何の関係もないところに、問題の答えやアイディアが隠されている。逆の言い方をすれば、この世の中には自分に関係のないものなどない。あらゆる物事が、自分にとって価値のある情報なのだ。

(P.112)
弱点や欠点なんて、いくらあってもいい。弱点や欠点は、補うことができるからだ。
唯一致命的なのは、それを知らないことだ。
耳に痛い忠告に耳を傾けなければいけないのは、そういう理由もある。

(P.174)
挑戦する心を失ったら、仕事の喜びの大半は消える。
そして、どんなに勝っていても、必ず逆転される。

(P.224)
周囲の人間が話を聞かないのは、話を聞かないだけの理由がある。

(P.254)
たった一度の人生を、できないことの言い訳に費やすなんて、あまりにも馬鹿げている。
(中略)達成が確実な目標は、本当の意味で目標といえない。
目標というものは、現在の自分には達成できない高さに置くべきだ。
(中略)本気で取り組んでも解決できない問題など、この世にはひとつも存在しない。

(P.302)
失敗するということは、自分が改善すべきポイントを発見したということ。
(中略)失敗したときには、悔むよりもむしろ喜ぶべき。
ただし、すぐに改善すること。
(中略)すぐに直さなければ、同じ失敗を必ず繰り返す。
駄目な人は、それを延々繰り返す。いつも同じ場所で躓いて、何度躓いても、また転んでしまう。そして、一生を費やしてしまうのだ。

(P.349)
日本のメディアにもきちんと目を通すという前提での話だけれど、海外の、特に少なくとも欧米の良質な新聞や雑誌は、時間を作ってでも読むべきだ。論理的な思考力を高めるためにも、これは是非読者に勧めたい。

(P.360)
まず自分の心の中から、国境を消してみることだ。

(P.364)
雲が空に浮かぶ理由があるように、世界一には世界一の理由が必ずある。ならば、それを詳しく分析して、自分のビジネスに応用すべきだ。

(P.376)
日本だけを見ていると、日本のことがよく見えなくなる。
外国に行ってはじめて、日本の姿が見える。あるものの特徴とか、特殊性は、他のものと比較したときに、はっきりと見えるのだ。
グローバル化するとは、外から日本を眺めるということでもある。

(P.390)
Never too late.
人生に遅すぎるということはない。
今この瞬間から始めれば、この世に不可能ということはない。

 
★↓ランキングに参加中。ワンクリックするだけで投票になりますので1日1回クリックをお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ