Dream Theater「Octavarium」(2005年)

今まで人生の中で出会った曲の中でも、最高峰と言って良いであろう作品。
 
2006年4月1日、ニューヨークのRadio City Music Hallでオーケストラとの競演した際に
収録されたDVDを改めて観た感想である。
 
ライブで、しかもオーケストラとの競演でこの曲を改めて聴くと、言葉では到底表現できない
その素晴らしさを自らのみが感じうる巨大かつ繊細なクオリアとして全身で受け止めることができる。
 
組曲の構成、ドラマティックでスリリングな展開、凄まじい演奏、そしてその歌詞に含まれる
哲学的真理と様々な仕掛け。
24分の曲の中に詰め込まれたものの多さに気づくことすら困難なくらい様々な工夫、仕掛け、
メッセージが込められている。 
 
これだけ情報にあふれる世の中で、偶然、この曲、このアーティストに出会えたことに感謝しよう。
そしてそのセレンディピティを生んだ、自分自身を少しだけ賞賛しよう。