石井裕さんのメッセージ

Tech総研「石井裕MIT教授が語るソーシャルテクノロジーの近未来」より

若い人たちと議論すると、私も学べることが多いし、自分の視野も広がる。いつも出会いを楽しみにしている。私からのメッセージはいつも決まっていて、「出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は誰も打てない」ということです。
突出しつづけるために必要なことは、自分への誇りであり、それを潰されたときの屈辱感であり、それをバネにして生まれる飢餓感です。飢餓感とは単なる胃袋の話ではない。インテレクチャルな世界、ビジネスのフィールドでいかに飢餓感を持ち続けるかが大切なのです。
さらに優れた問いを問い続けることも欠かせない。Why?を何百回と繰り返せば最後は哲学のレベルにまでいく。哲学、オントロジー(存在論)の高さまで自分の問いを研ぎ澄ませ、結晶化させること。その訓練が大切です。
『100mトラックを人より速く走る事は、真の競創ではない。誰も分け入った事の無い原野を一人切り開き、まだ生まれていない道を、一人全力疾走すること、それが競創だ。そこには観客も審判もストップウォッチも存在しない』 @ishii_mit

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