東京商工会議所編「危機管理対応マニュアル」サンマーク文庫(2001年1月)★★☆☆☆


クライシスコミュニケーションに焦点を当てた本。
入門書なので新たに学ぶことは少ないけれども、クライシスコミュニケーションの
基礎や考え方が包括的にまとめられており有用。

  • 人は起こしたことではなく、起こしたことにどう対応したかによって批難される。
  • 内部告発が不可避な時代であることを認識する。
  • 会社の常識が社会の非常識であるかもしれないことを認識する。
  • ポジションペーパーを活用する。
  • 広報活動においても弁護士によるリーガルチェックが必要。
  • PA(Public Acceptance)法務。
  • クライシス対応は経営問題でありトップマター。
  • 知識があっても意識がなければ知識はいかされない。
  • 事前のメディアトレーニングが極めて有効。
  • クライシスが起きてもその後の対応が良ければ評価される。
  • 二次的クライシス発生の可能性と程度を予測する。
  • 他社のクライシスの情報をいかに多く収集し、それをもとにどれだけケーススタディを積んでいるか。
  • 公式見解は速やかに全社員に通達。
  • マスコミ対応において「推測」「伝聞」「意見」「感想」発言はタブー。

 
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