東京商工会議所編「危機管理対応マニュアル」サンマーク文庫(2001年1月)★★☆☆☆
危機管理対応マニュアル―「情報開示力」が企業の危機を救う! (サンマーク文庫)
- 作者: 東京商工会議所
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2005/03
- メディア: 文庫
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クライシスコミュニケーションに焦点を当てた本。
入門書なので新たに学ぶことは少ないけれども、クライシスコミュニケーションの
基礎や考え方が包括的にまとめられており有用。
- 人は起こしたことではなく、起こしたことにどう対応したかによって批難される。
- 内部告発が不可避な時代であることを認識する。
- 会社の常識が社会の非常識であるかもしれないことを認識する。
- ポジションペーパーを活用する。
- 広報活動においても弁護士によるリーガルチェックが必要。
- PA(Public Acceptance)法務。
- クライシス対応は経営問題でありトップマター。
- 知識があっても意識がなければ知識はいかされない。
- 事前のメディアトレーニングが極めて有効。
- クライシスが起きてもその後の対応が良ければ評価される。
- 二次的クライシス発生の可能性と程度を予測する。
- 他社のクライシスの情報をいかに多く収集し、それをもとにどれだけケーススタディを積んでいるか。
- 公式見解は速やかに全社員に通達。
- マスコミ対応において「推測」「伝聞」「意見」「感想」発言はタブー。