レヴィ=ストロース「レヴィ=ストロース講義 現代世界と人類学」平凡社(2005年7月)★★☆☆☆
- 作者: クロードレヴィ=ストロース,Claude L´evi‐Strauss,川田順造,渡辺公三
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/07
- メディア: 単行本
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満を持してレヴィ=ストロースの世界へ。
人類学という学問自体の素晴らしさに気づくことができたし、レヴィ=ストロースが
示すところの人類学的な思考方法はとても勉強になった。
また、私がなぜ「未開社会」と位置付けられる台湾原住民に強い興味を持っているのか、
この本を読むことで再確認することができた。
未開社会の研究は、やはりこの現代社会を救うかもしれない。
なおこの本では、構造主義についてはあまり触れられていなかったため、
その点はあらためて別の本を読みたい。
直感としては、「歴史は弁証法的に発展する」というマルクスの唯物史観と、
レヴィ=ストロースの構造主義は相反するものではないと思うのだけれども。
それはしっかり構造主義を学んでから判断しよう。