タイ旅行回想録2〜世界遺産「アユタヤ」〜(2005年4月30〜5月3日)

タイ滞在時には、バンコクの街だけでなく乗合バスでアユタヤへも行きました。

 
途中、タイの住居や学校などが見れました。
またバスは、私の知り合いが以前駐在していたある会社のタイ工場の前を通りました。
ここで生活していたとは驚きです。
すごい経験をされたのだな、と感心しました。
 
アユタヤに到着すると、早速トゥクトゥクのおっちゃんと交渉です。
交渉がまとまるとおっちゃんオススメの麺を食べに向かいます。
 
値段は忘れましたが、たぶん100円くらいだったと思います。
ここの麺の味は最高でした。
すごくシンプルで懐かしく、やさしい味だったのを覚えています。

 
アユタヤは四方を川に囲まれた水の都です。
1350年から約400年ほど続いたアユタヤ王朝の首都として栄えました。
 
アユタヤは世界遺産だけあって、多くの遺跡が残っています。
少し見てまわっただけでもその歴史を体で感じることができ、感慨深いものがありました。


 
横たわった仏像の前で祈りを捧げる人たち。

 
象の背中に乗れる観光スポットがあり、多くの日本人観光客に出会いました。
なんだか不思議な気分でした。

 
ワト・プラ・マハタートの廃墟に残され、長い歳月の末に木の根に取り込まれた
アユタヤ仏の仏頭はとても優しい表情で、言葉にできない安らぎと感動をもらいました。
今でも多くの花が捧げられ、篤く信仰されていました。

 
具体的にこの場所がどこだったかは覚えていませんが、観光地にも関わらずほとんど人が
いなかった記憶があります。
ひとつ残らず首を切られた仏像に唖然としました。
長い時間この場所にとどまり、思いふけっていたのを思い出します。


 
バンコクからのデイトリップでしたので暗くならないうちに帰路につくことにしました。
往路と同じバスで帰るよりも、電車で帰った方が新たな視点でタイを見れると思い、
2時間ほどローカル電車に揺られてバンコクへ戻ることにしました。
 
アユタヤの駅に停車する電車はほとんどなく、ホームでは暇つぶしに将棋をしています。

 
よく見ると台湾将棋のようですが、若干違う気もします。

 
プラットホームはこんな感じです。


 
電車に乗り込むと意外にも多くの人で、席に着くことはできませんでした。
それでも、車窓からタイの方たちの生活を垣間見ることができました。


 
電車は順調にバンコクへ向け走り続けていましたが、バンコクに近くなったところで
停車してしまいました。
いつになっても動き出さないので、何かが起きたことがわかりました。
どうやら、人が電車に巻き込まれてしまったようです。
アユタヤで見た頭の無い仏像を思い出しながら、悲しい気持ちになったのを覚えています。
 
結局、バンコクについたのは暗くなってからでした。(写真は別の日に撮影したもの)
いろいろなことを考えた、不思議な一日でした。

 
↓ローカル列車の車窓からの眺め。

 
次回は回想録最終回です。
(続く)
 
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