お金をまったくかけずにマーケティングと戦略立案を行う方法

ライフネット生命の出口社長とちきりんさんの対談で勉強になったことがある。
 
最近、仕事を行うにあたって考えているのは(人生についても同じだけれども)、
時間の希少性を徹底的に認識し、全業務において,最短時間,最小工数で最大の成果を
あげることを常に意識して行動しなければならないということ。
 
この対談の中で、その実例が見事に挙げられていた。
このダイナミックな発想が素晴らしい。

(出口社長)
アクサという会社は最初は小さかったんですが急激に成長して、今や世界一の保険会社です。その創業者に会いに行ったことがあります。
アクサの本部はパリにあるんですが、200人くらいしかスタッフがいないんですよ。アクサが国際展開を活発にやっている頃だったので『どうやって海外進出を行っているんですか?』と聞きました。そのときの話を単純化して言うと、まずベトナムでオフィスを開くと宣言する。その次にベトナムのアクサの社長を公募する。希望者は、ベトナムのマーケットの分析と将来展望をフランス語で書いて提出しろと。提示される給与は、たとえばベトナムの平均の5倍とかありますから、ベトナムの保険マーケットに自信がある人は全員応募して来るんですよ。そしてレポートの出来がいい人、たとえば上位5名を身元調査して、パリに呼んで面接し、その中から一人を選んで、予算をつけてその人物にやらせるというんです。
マーケット調査などしなくとも、自然に最高のレポートと人材が集まるようなしくみになっているんです。

 
どこまで柔軟に考えられるか、実行してしまえるかということである。
すごく良いヒントとなった。
 
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