ウェイン・W・ダイアー「『小さな自分』で一生を終わるな!」三笠書房(1989年)★★★☆☆

「小さな自分」で一生を終わるな!

「小さな自分」で一生を終わるな!


全世界で1000万部を超えたベストセラー。
普段はこの種の本を手にとることは無いのだけれども、渡部昇一先生オススメ+翻訳ということで読了。
 
本田健「ユダヤ人大富豪の教え」のような本だった。
 
一見すると、日本で言うところの「スピリチュアル系」のように見えるけれども、いろいろと
考えてみると、著者の思考はかなり深いかもしれないと思う。
 
やはり、食わず嫌い(読まず嫌い?)は良くないと思った。
これからの自分の生き方について、大きなヒントを得ることができた一冊。
 
少しだけメモ。

(P.81)
「偉大な人たちは、いつも凡人の抵抗に遭ってきた」
「ノーと言ってくれた人みんなに感謝しています。私が自分でやりとげられたのは、ひとえにその人たちのおかげですから」

(P.144)
周囲の事情は関係ない。嫌だと思う気持ちは、外の世界にあるのではなく、あなたの内にあるものである。

(P.167)
自分の意見に固執してその枠にはまってしまうと、たちまち人の意見を聞く耳を失ってしまう。自分の意見こそ正しく他人の意見は正しくないという思いこみこそが、過去に人類がしてきたことであり、数限りない戦争と苦難をひきおこしてきたことなのだ。

(P.177)
どんな人にもあなたと同じ生きかたをするよう期待してはいけない。

(P.199)
私たちは苦労や苦痛をこれからもきっと経験する。けれども、私たちは同時に、苦労や苦痛には何かしら素晴らしいものが含まれているのだということを知っている。

(P.216)
「人を許す」ということを知らない人は、けっして幸福な人生をおくることはできない。(中略)人を許すことのできない人は、結局、自分自身を「人生の檻」に閉じこめてしまっている。(中略)小さな枠組のなかで生きているかぎり、積極的な素晴らしい人生はおくれない。「自分を変えていくこと」と、豊かな素晴らしい人生とは、切っても切れない密接な関係にある。

(P.220)
人を非難するのは、ほんとうにつまらないことだ。人の卑劣な行動を非難すると、そのとたん、その人にコントロールされることになる。

(P.225)
人に害をなしている人たちは、自分のしていることが、ほんとうはわかっていないのだ。

 
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