北京旅行(4日目)

北京旅行4日目。
 
朝5時半に出発し、1号線の終点「苹果园駅」まで行く。
ここからバスで2〜3時間かけて、川底下村という山間の村に行くためである。
 
バス停に到着すると次第に人が増えてくる。
気づけばものすごい人の数になっており、列をまったくつくらない状況となる。
なんだか嫌な予感。

 
懸念どおり、バスが来ると戦いが始まった。
ああ、こうなるともうダメである。

 
遅れて係員の方々が登場。
何とか列を作ろうとするも失敗続き。
バスが3台出発したころ、やっと列ができて乗車することができた。
それでも、するするっと列に入ってくる「いつのまにか組」(勝手に命名)が
登場するのが中国である。
  
うーん、中国すげー。
 
バスはどんどん田舎を走る。
気づけば大自然。

 
中国らしいことが書かれた建物も。
「発展経済保障供給」とある。

 
約2時間半で目的地入口に到着。
バスを乗り換え、まずは爨底下村へ向かう。

 
ここは観光地化されていて、かなりの数の観光客がいる。
住民のほとんどが観光産業にかかわっている様子。
それでも十分我々にとってはタイムスリップなのである。


 
次に向かったのは、黃嶺西村。
こちらは爨底下村とは異なり、観光客はひとりもいない。
村の人々も観光客目当てではなく自分たちで生きているという感じでたくましいながらも
笑顔を絶やさずみんなで話している姿が印象的。


 
「老曹家客棧」という民家を改造した民宿で食事を取る。
ゆったりとした時間。
 
もし自分がこの村に生まれていたら、それはそれで幸せに暮らしていたのだろうか。
今の自分と比べて、どちらが幸福かどうかなど考えたが、そもそも幸せの度合いというのは
比較できるものではないということに気づく。
 
帰りは白タクに乗ってバス停まで行き、これまたいつのまにか組に抜かれながらも
なんとか戦いに勝利し、バスに乗り込む。
 
北京市中心部へ戻る。
 
「IL MILIONE RISTORANTE(素封)」でイタリア料理を頂戴した後、三里屯を散策。
ここは非常におしゃれで代官山+渋谷といったところか。

 
見事としか言いようがないくらいのタイムスリップを味わった一日であった。
 
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