「地下水道(原題:Kanal)」アンジェイ・ワイダ監督(1957年)

「地下水道(原題:Kanal)」を観る。
 
ナチスドイツに対して、勝ち目のない戦いを挑むポーランドのゲリラ隊。
追い込まれ、民間人とともに地下水道を逃げ惑う。
 
やっと出口を見つけても、鉄格子で閉ざされ出ることができない。
鉄格子から望む川の先には、決してワルシャワに入ってこないスターリン率いるソ連軍。
これを映画では描くことができないけれども、観る者にはそこにソ連軍が
間違いなく見えている。
  
あの戦争を忘れないために、この映画。
 

第二次大戦下のポーランドにおける対独ゲリラ戦の一挿話を描いた一篇。
 
イェジー・ステファン・スタウィニュスキーの原作『下水渠』をスタウィンスキ自ら脚色、
31歳の若手アンジェイ・ワイダが監督した。
撮影はイェジー・リップマン、音楽はヤン・クレンズ。
主演はタデウシュ・ヤンチャル、テレサ・イゼウスカ、ヴィンチェスワフ・グリンスキー、
そのほかポーランド国立映画アカデミーの学生たち。
 
1957年度カンヌ国際映画祭・審査員特別賞、1957年度モスクワ世界青年平和
友好映画祭青年監督賞をそれぞれ受賞。
 
(goo映画より)

 
アンジェイ・ワイダ監督
http://media-2.web.britannica.com/eb-media/87/8787-004-916EB4EE.jpg
 
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