「国立国際美術館」北区中之島4-2-55

はじめての大阪観光は国立国際美術館
私の大好きな現代美術の美術館である。
 
2004年11月に開館したこの美術館は完全地下型。
その発想、いきなり意外性を追及しており、現代美術である。
 
塩田千春「精神の呼吸」を見る。
http://www.nmao.go.jp/japanese/images/home/2008_bnr/2008_bnr_shiota_open.jpg
 
一番印象に残ったのは「大陸を越えて(Over the Continents)」と題された作品。
 
今回の展覧会のために、新たに一年半かけて集めた「履き古した靴」。
それぞれ、靴にまつわるエピソードをつけて寄付してもらったとのこと。
日本全国から集まった2000足以上の靴が赤い糸でつながっている。
 
この作品を見ながら、
「これらの靴が歩いた距離は合計で何kmなんだろう」
「これらの靴を履いて得た感動、苦しみ、悲しみ、喜びの大きさの合計はどれくらいだろう」
などと考えた。
 
現代美術は、日常生活で凝り固まった脳を見事に解してくれる。