熱中時間(NHK)

台湾には合計4つの日本語チャンネルがあるのだけれども、その中でも結構見る率が高いのがNHKワールド。
大好きな「プロフェッショナル」は放送時間が悪く、いつも見ることはできないのだが、
日曜日の朝に放送される「熱中時間」はとても楽しく拝見している。
 
この番組には、日本全国のちょっと変わった趣味を持つ方が登場し、趣味の紹介、および
その魅力について語るのである。
 
今日は、回文(はんたいから読んでも同じ文)や逆さ歌(録画して逆回しするとちゃんとした歌になる)
を趣味とする中田芳子さん。
 
中田さんのホームページ「眠れない夜には回文の館へ!!」を見てあらためて絶句。

①最近の医者について
「医師、数は多くなれども 血も採れなく、オオ恥かしい」
(イシカズハオオクナレトモチモトレナクオオハズカシイ)
②悪政に泣く
「税 泣くよ、軍備いたずら高値。金が足らずダイビング、よくないぜ」
(ゼイナクヨグンビイタズラタカネカネカタラズタイビングヨクナイゼ)
③テレビドラマのナレーション
「涙の中、ローカル駅が遠ざかる。この二年、胸に残る風音がきえるか? 愚かなのだ皆・・・。」
(ナミダノナカロオカルエキカトオザカルコノニネムムネニノコルカザオトカキエルカオロカナノダミナ)
※中田さんHPより
※もっと見たい方はコチラ

中でも特にたまげたのは、日本全国の市(779市)それぞれで市名を入れた回文を作成されたこと。
 
世の中には、すごい人がいるものですね。
 
ちなみに中田さんは1931年 台湾 台北市生まれとのこと。
このお年でこれだけ回文を考えたり、逆さ歌をピアノを弾きながら歌ったりできるとは。
やはり最近考えたとおり、思考・知的生活ができるかどうかというのは、年齢とは関係なさそう
であります。